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投資レジェンドが教える ヤバい会社 (日経ビジネス人文庫)

投資レジェンドが教える ヤバい会社

この本について

タイトル 投資レジェンドが教える ヤバい会社
著者 藤野英人
出版社 日本経済新聞出版社
ページ数 288

なぜこの本を読んだのか?

以前、藤野英人さんの『投資家が「お金」よりも大切にしていること』を読んで面白かったので。あとは帯?に書いてあることに惹かれてしまいました。「社内でスリッパに履き替える会社はヤバい」、「HPに役員の顔写真が載っている」などなど、あ〜あるあると思ってしまったので。。

気になった・印象に残った点

サラリーマン社長の会社は成長が見込めない

創業社長ではなく、その会社に入って出世して社長になった場合のことですね。その場合、自分が社長でいる間だけの戦略、経営状況だけ考えてしまい、短期的思考になりがちだからということです。確かにそれはなんとなく理解できます。また、責任を分散させることで、悪いとわかっていることでも通りやすくなってしまう環境も良くないということも挙げられるようです。他にも叩かれたくない、社員に気に入られたいなどの心理が働き、無難な戦略しか出せなくなってしまうなどの要因もあるようです。

社長の持ち株数が株価に影響してくる

創業社長の場合、自社の株を2割〜4割、多いところでは半分以上を持っているそうです。そうなると、自分の個人資産にもなってくるので、非常に株価に敏感になるんですね。サラリーマン社長の場合は、そこまで持ち株数が多くないので、あまり株価を気にしなくなり、自社の経営についての本気度が違ってくるということでしょうか。



成功している会社の社長はケチで細かい

こういったことは、つい自分の勤める会社にも当てはめて考えてしまいますね。そうやって考えてみると、ウチはこれが当てはまるなぁ〜と思いました。確かにコスト削減や、もっと安く、あれが無駄だ、などお金ににうるさいです。そんなとこまで見てるの?というぐらい細かい時もあります。ただ、経営者としてはそうあるべきで、従業員としては喜ぶべきことだと、藤野さんは指摘しています。確かに、社長がどんぶり勘定では心もとないですし、大雑把すぎるのも嫌ですね。いろんなものをデザインする会社なので、「神は細部に宿る」精神は忘れてはいけないのです。

ラーメン店を繁盛させそうな社長の会社はグッド!

藤野さんの投資判断材料として、こんなことを想像しているそうです。非常に面白いですが、とてもわかりやすいですよね。コミュニケーション能力、人材育成、メニュー開発などなど、あらゆる部分が全てできないといけないわけです。そんな大変なことを一人でやり始めて、どんどん店を繁盛させることができる人なら、会社の経営もうまくやっていけるということなんですね!

その会社のウェブサイトには判断材料がたくさんある

藤野さんは投資判断の際に、その会社のウェブサイトを隅々までチェックしているそうです。
まず一つ目は、代表の挨拶。そのページに代表の顔写真が載っているかどうか。また、挨拶文面、内容、言い回しも細かくチェック。二つ目は役員の顔写真も載っているかどうか。そしてその役員の経歴もチェックします。その会社生え抜きの役員が多く残っている会社は良いと。そして三つ目は、従業員の写真があるかどうか。これは、従業員に対する想いや考えが反映されていると考えているそうです。

従業員の構成や男女比、社内の人事にも注目すべし

幹部にあたる役職に女性がたくさんいると、これもまた株価に影響してくるそうです。先日もテレビで、日本は女性の役員などが少ないと池上彰さんが言っていましたね。そういったところへの配慮や改善を考えている会社は成長が見込めるそうです。
他にも、その会社のIR担当が辞めたら要注意だと。これはIR担当など、その会社の内部事情や経営状況をよく知っている担当者が辞めるということは、中では相当な問題が起きていると考えられるからだそうです。

シニアの起業は喜ばしいこと

社長の高齢化問題や、世代交代の推奨を指摘している藤野さんですが、定年を過ぎてもまだまだ体力があり、そして何より経験も技術もあるシニアが起業するということは、とても良いことだとも言っています。その年代の人たち、特に技術者だった方々は、自分たちが日本の経済成長を支えてきたという自負があり、その経験を活かすことは世の中にとってもよいことですよね。
また近年、こういった定年した技術者が海外の企業に活躍の場を移し、様々な製品を生み出しているそうで、日本はそういった点も考慮しつつ、今後のシニア層に期待しなければいけませんね。

まとめ

様々な法則をもとに、会社の見分け方が紹介されており、非常に参考になりました。色々なデータについてもちゃんと独自で調査したデータがあり、説得力がありました。特別、自分が株を買ったり、投資することはありませんが、自分の勤める会社にも当てはまることはたくさんありました。社会貢献とは、まじめにビジネスをして利益をあげることだと。特にハッとさせられたのは、自分の給料は、全てお客様からの売り上げによるものだということ。当たり前のことなんですが、つい社内の立場的なことや、仕事量だけで考えてしまうところがあるんですよね。。。これは肝に命じておきます。

今回の「なるほど、そうだったのね」

企業のサイトによくある「代表からの挨拶」に関して、藤野さん独自の調査が大変興味深かったです。
それは、文章中に出てくる自分たちのことを指す言い方の違いです。「私、私たち」なのか「弊社、当社」なのかによって、株価やその後の成長に違いが出ていたということです。そんなことで?と思うかもしれませんが、こういった細かい部分にも社長の企業理念や会社に対する想いなどが表れるんですね。また、そういった文面を人任せにせず、自ら考え、作成しているかどうかの判断基準にもなるようです。

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突如「本を読まなければ!」と思い、毎月最低1冊は読むことを決意。そしてこのブログにその本の感想も書くことに。仕事はWeb関係で、好きなジャンルは、経済、金融、投資、科学、アート、デザイン、IT、教育などなど。買う本は1,000円以内と決めています。おすすめの本があったら教えてください。

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