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投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

投資家が「お金」よりも大切にしていること

この本について

タイトル 投資家が「お金」よりも大切にしていること
著者 藤野英人
出版社 講談社
ページ数 248

なぜこの本を読んだのか?

30歳を過ぎてから真剣に考えるようになった「お金」のことについて、もっと掘り下げて考えてみたいと思い購入してみました。

気になった・印象に残った点

日本人はケチで、お金について何も考えていない

この本によると、日本の現金資産所有率はアメリカやイギリス、ドイツなどに比べるとトップだそうです。他国では、現金よりも証券や保険として資産をもっていることが多いんですね。確かに「お金は裏切らない」などとよく聞きますし、みんな現金が好きですよね?たくさん貯めたい、安心したいと思うのは当然だと思います。ですが、そのお金をどう使うかを考えていないと言われると、お金を貯めることが目的になっていることもあると思います。
この部分は以前読んだ池上彰さんの「この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう」にもありましたが、「わからないと不安になる」という部分もあるかもしれません。
▼こちらの記事でもよくわかります。
「3000万円ないと老後破産する」のウソ

また、日本人は寄付をしないとあり、だからといってみんなケチだとは思いませんが、確かに海外の資産家がどこどこにいくら寄付をしたというニュースのほうが多く耳にします。(単純に日本ではあまり関心がなく、取り上げられないだけかもしれませんが。。。)。他にもブラジルのレアルが暴落したことにも触れてあり、これについても、日本人の多くが経済についてあまり理解していないという部分もあると思います。冒頭のペットボトルの話もそうですが、世の中のお金の流れをもっと勉強しなければいけません。リターンばかりを求め、リスクは嫌う。投資の本質について、もっと知るべきなんですね。

ブラック企業、長時間労働を生み出す原因

長時間労働を強いるブラック企業を生み出す原因についても触れられており、結局は私たち消費者が求めすぎる(良いサービスや低価格など)からだとありました。それについてはちょっと極論な感じがしなくもないですが、まあそういった需要があることは確かだと思います。その需要・要望に必ずしも応えなければいけないのか。そこをもっと考えないと、この問題は解決しないと思っています。
私自身も大手企業の大型案件を下請け、孫請けとして受ける仕事も経験しましたが、そういった案件はほぼ納期に余裕がありません。しかし、クライアントや代理店は間に合うように要求してきます。自分たちは仕事が遅いくせにっ!でも小さな会社などは、ここで言われるがままになってしまっているのが現状です。なので、ここをいかに「できないものはできない!」、「もっとスケジュールに余裕を!」と言えるかどうかだと思うのです。これを成功させて実績を作りたい、他に仕事を取られてしまう、、、など、いろいろあると思いますが、そんなに無理しても体質改善しなければ会社は長続きしないですよね?



経済とは「世の中みんな共同体」ということ

消費するだけでも立派な経済活動。言われてみれば納得というか、その通りなんですが、なかなか意識していないと忘れがちです。経済と聞くと、どうしても働いている人達や、日銀とかウォール街の人達が動かしている固いイメージですが、赤ちゃんだって主婦だって、定年後の人もみんな重要な経済活動の一部なんですね。誰かが消費したお金は、誰かの給料となり、税金となり、新しいモノやサービスとなって、また消費される。
つまり、投資もそうですが、自分のことだけ考えていてはダメで、むしろ自分以外のことをいかに想えるかで、それが自分にも還ってくるということだそうです。でもなかなかこれを実践するって難しい。。。やっぱりまずは自分のこと、人より多くもらいたい、どうしたらもっと、って思ってしまいますよね。
著者自身もそうだったとありましたが、もっと余裕のある大人にならなければいけないなと思いました。。。

お金の使い方、使い道を自覚する

これは本当に大事だなと思います。この本では無意識(無駄)にお金を使って買ったものより、意識的にお金を使って買ったもののほうが価値があり、幸福度が違うとありました。
また、自分がどんなことにお金を使っているのかを自覚するために、1ヶ月間レシートを取っておく方法を進めていますが、これも非常に効果があると思います。実際に自分も買い物では必ずレシートを貰い、週ごとにまとめていています。こうしていればパッと見のレシートの量でも、どれくらいお金を使ったか実感できますよね。(以前は、ちゃんと計算までしていましたが。。。)
私の場合は半年以上続けることで、パターンや平均金額が見えてきました。

判断基準は「カッコイイ」かどうか

みんな大好きZOZOTOWNを運営する、スタートトゥデイの物事の判断基準は「カッコイイかどうか」だそうです。これは提供するサービスに限らず、社内での行いにも適用されているとのこと。これはすごくいいと思いました。確かにカッコイイかどうかの判断は人それぞれで難しいかもしれませんが、良いか悪いかの判断よりも効き目がある気がするんです。良いか悪いかだと、悪いとわかっていても「みんなやってるし」とか、保身のためについ判断を誤りがちですよね。また、会社内に限らず、普段の生活においても、「カッコイイかどうか」というか、むしろ「これはカッコ悪くない?」を意識して、大人として、男として、親として、行動したいですね!

変化こそが安定

「現状維持」。私も大好きな言葉です。ですが、この現状を維持するには「変化」が必要なんですね。これは池上彰さんの本の時もありましたが、世間の流れやニーズは常に変化していて、そこを常に意識していないと維持することは難しく、安定は無いと。

まとめ

読むまでは、もう少し投資の戦略的な考えなどが書いてあるのかと思ったのですが、実際は投資以外のことがメインでした。経済のこと、会社のあり方、真面目に取り組むとは?など、理想論ぽく聞こえますが、どれも重要で当たり前のことだと気付かされます。とにかく、自分のことだけ考えていたはダメだと。投資にしても、普段の行動にしても、常にみんなの幸せを考えて行わなければいけないよ、ということなんですね!
また、投資はなにもお金に限ったことではない、というのもこの本のメインテーマだったと思います。時間も情熱もエネルギーも知識も、全ては投資であり、そのリターンとして、明るい未来があるということだと思います。

今回の「なるほど、そうだったのね」

「お金を使ってしまうのは寂しさを埋めるためだ」という項目の中で、シニア層には投資信託がよく売れるとありました。その理由は、定期的に自宅に話し相手が来てくれることがメインで、投資のリターンが欲しいわけではないと。これには「なるほどねぇ〜」と思う反面、若干の寂しさも覚えました。
他にも、アメリカのヒーローは民間人で、日本のヒーローは公務員という豆知識なんかも。

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突如「本を読まなければ!」と思い、毎月最低1冊は読むことを決意。そしてこのブログにその本の感想も書くことに。仕事はWeb関係で、好きなジャンルは、経済、金融、投資、科学、アート、デザイン、IT、教育などなど。買う本は1,000円以内と決めています。おすすめの本があったら教えてください。

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