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脳を創る読書 (じっぴコンパクト文庫)

脳を創る読書 (じっぴコンパクト文庫)

この本について

タイトル 脳を創る読書
著者 酒井邦嘉
出版社 実業之日本社
ページ数 208

なぜこの本を読んだのか?

前回読んだ美-「見えないものをみる」ということで紹介されていて、自分自身も「紙の本と電子書籍」のメリット・デメリットについて考えていたところがあったので、気になって購入しました。

気になった・印象に残った点

書体が重要

まず、読書に必要なのは想像力ですね。文字のみから情報を集め、想像して頭で整理しながら読み進めていきます。であれば、日本人の場合「漢字、ひらがな、カタカナ」、英語の場合は「アルファベット」があれば十分なのですが、実はそれだけでは足りないそうです。ポイントは書体で、日本語は大きく分けて明朝かゴシックか、アルファベットもイタリックかゴシックか、という2種類が存在しており、これで文字から伝わる雰囲気や感情がだいぶ変わってくるそうです。
確かに。文字だけでは表現できない部分は書体が補っているということですね。

脳は勝手に文章の構造を判断している

「みにくいアヒルの子」を例に説明してありましたが、非常に納得しました。”みにくい”が”アヒルの子”にかかっているというのは、大体の人は直感的にわかるんですね。これを「木構造」というらしいです。”みにくいアヒル”が”子”にかかっているのではない、ということ。これはその物語を知っているという前提も多少あるかもしれませんが、英語の場合でも「Japanese history teacher」という例があり、”Japanese”が”history teacher”にかかっているのであり、”Japanese history”が”teacher”にかかっているのではないと、これも直感的に判断できますね。
なかなか面白い説明でした。



読書すればするほど想像力が豊かになる!

文字のみから情報収集し、情景を思い浮かべて内容を理解する。これをやればやるほど想像力が鍛えられると。想像力が鍛えられると言語能力が豊かになります。すると今度は思考力も鍛えられるという流れだそうです。これは音読してみるとわかるとのことでしたが、確かに内容を理解して読んでいるときと、そうでないときの読み方は抑揚が全く違いますね。内容を理解せずに読んでいると、棒読みというか、ただ文字を追うだけになってしまっている自分がいます。逆に内容を理解して読んでいるときは、どんどん情景が浮かび、頭の中が整理され、文字の一つ一つが体に染みてくる感じがします。
記憶するという意味では、手を動かして実際に書いてみる「筆写」も良いですね。まさに体で覚える。HTMLもCSSもJavascriptも何度も書かないと覚えませんもんね!書いたら視覚で認識できるし、手を伝って脳に記憶される感じがあります。脳に記憶されたら、今度はそれらを使って思考するわけですね!
また、これは反復練習が必要で、数を多く読み、種類は広く一点を深く読むのが良いのだとか。そうすることで、文章を書く力も身につき、相手にわかりやすい文章が書けるようになるそうです。

文字校正は必ず印刷して確認!

これは経験があり、よくわかります。自分でもなんでだろう?と思っていました。印刷物のデータ等をパソコンの画面上で作成し、そのまま画面で誤字脱字をチェックします。OKだと思って印刷し、再度チェックすると一つ二つとミスを発見します。これには周りの余白や文字の位置関係が理由だそうで、基準の位置から一定の距離があることでミスを発見しやすくなるそうです。画面上ではスクロールしたりと、全体の位置関係を把握して見れないこともあるからですね。

まとめ

前半は「なぜ紙の本が良いのか?」ということより、脳の仕組みや言語の構造についての説明でした。そこで脳の特性みたいなものを説明したうえで、ようやく後半で紙の本の良さ・特性、電子書籍の見方・付き合い方が説明されていました。ただ、本書を読む目的であった「なぜ紙の本が電子書籍より優れているのか?」に対しては、あまり深く納得できる部分はありませんでした。確かに、電子書籍にはない紙の本の装飾・装丁・質感などが人の記憶に働きかけるメリットなどはありましたが、かといって「やっぱり紙の本ていいな」という決め手に欠ける感じでした。要は、電子書籍のメリットを理解し、うまく利用しなさいということでしょうね。

今回の「なるほど、そうだったのね」

左脳と右脳について、「てんかん」の症状とあわせて説明がありましたが、左脳と右脳は真ん中の繊維で繋がっているんですね。なので、てんかんはどちらかで起きた興奮状態が繊維を通してもう片方へ通じ、異常な興奮状態になって発作を起こしてしまうそうです。で、処置としてその真ん中の繊維を切断してしまうんですね。
また、両目で見ているものが、左脳と右脳の機能によって、左右どちらかしか見えていない(正確には見えているが言語化できない)というのも、非常に興味深かったです。

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突如「本を読まなければ!」と思い、毎月最低1冊は読むことを決意。そしてこのブログにその本の感想も書くことに。仕事はWeb関係で、好きなジャンルは、経済、金融、投資、科学、アート、デザイン、IT、教育などなど。買う本は1,000円以内と決めています。おすすめの本があったら教えてください。

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